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あのことのrのネタバレレビュー・内容・結末

あのこと(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

アニー・エルノーの小説を読んでから見ました。原作で淡々と語られる事実に忠実に、演出によって全体に蔓延する救いようもない(周りは決して悟られてはいけない)現実を表現していてとてもよかった。あの、ひとりで膣の中を編み針で探るシーンや、胎盤が降りてくるシーンの生々しさ。俳優の演技がとんでもなくいいと思ったら、あのヴィオレッタだった。

堕すこと、産むこと。すべてその体を持つひとの意思によって決定が下される世界でありたい。
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