性には奔放なイメージのあるフランスでも
1960年代には中絶は重罪だったというのは意外。
しかし、もうこれはホラーと言いたいほどの壮絶さ。
なぜ女にだけここまでの負担を強いるのか怒りがわくほどでした。
しかしアンヌは強い。
自分とって何が一番重要なのか迷いがなく突き進む。
原作者の実体験ということでちゃんと夢を掴んだということですね。
親友だと思っていた友人が、話を聞いた途端「私を巻き込むな」と
突き放したり、冷たそうだった寮の子がものすごく心配してくれたり
そういう周りの人間たちの描写も面白かったですね。
