トランスマスター

あのことのトランスマスターのレビュー・感想・評価

あのこと(2021年製作の映画)
3.0
♯149 You have no choice.Accept it.

2022年ノーベル文学賞受賞作家
アニー・エルノー著
小説『事件』の映画化

舞台は1960年代のフランス
主人公は人口中絶が違法だった時代に妊娠した文学部専攻の大学生アンヌ。
彼女は、学位と未来のために今は産めないと考え、中絶を決意します。しかし、中絶は違法であり、アンヌはあらゆる解決策に挑みます。本作は、女性の選択肢について考えさせられるヒューマンドラマです。

◆良い点/注目ポイント
・著者の半自伝なのでフィクションのように劇的な展開は起こりませんが衝撃映像にてトラウマになります。
・フランスの映画はどの映画でも授業で詩について講師や教授が熱弁しているシーンが多いです。
・主演のアナマリア・バルトロメイの顔が若い頃のエマ・ワトソン並みに美人で目の保養ができました。

◆改善点
・無し

◆総括
・DVDジャケットの表紙で選んだ作品ですが、第76回ヴェネチア国際映画祭
金獅子賞受賞だけあって重厚な作品

全編手話のウクライナ映画『ザ・トライブ』
に近い緊張感がありました。

フランス女子大生の寮生活を覗きたい方にオススメです。

-2023149年本目-