中絶が違法だった60年代のフランス。
大学生のアンヌは予期せぬ妊娠をするが
誰にも言えず悩み苦しむお話。
自分で堕胎しようとするシーンが辛かった。
もちろん痛々しいんだけど、なんでこんなことになっ…
このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2022/12/17
中絶が違法だった60年代フランスで予期せぬ妊娠に抗おうとする女学生アンヌ。被写界深度の浅い露光とまとわりつくような手持ちカメラの撮影は『サウルの息子…
キノシネマ立川。変な邦題、観て納得。誰もが忌避する話題だぞと▼『燃ゆる女の肖像』や『17歳の瞳に映る世界』など産まない権利を扱った近作はどれも女同士の助け合いが救い。この映画は基本、孤立無縁+徹底的…
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【ひとりの女子大生の目線で体感するドラマ】
妊娠中絶が違法であった1960年代のフランスにおいて、女子大生アンヌが望まぬ妊娠をしていたことが判明するが、彼女は学問を諦めたくないため、違法とは知…
中絶が法律で禁じられているとすれば、どうなるか。不本意な妊娠を避けるようになるか。妊娠したら、必ず出産するようになるか。そうとは限らない。切実な問題である。そんな法律を作っても、思い悩み、かいくぐる…
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1970年代半ばまでフランスでは中絶が合法化されなかったという事実は、現代の感覚からするとやはり衝撃的だ。
これも男性中心の社会構造の弊害なのだろう。
女性を妊娠させてしまう責任は男性にあるはずなの…
こんなに観ていて痛さを感じる映画は久しぶり。何度も悲鳴が出そうだった。
フランスで人工妊娠中絶が合法になったのが1975年だそうで、自分が産まれた頃は、まだ女性に選択肢がなかったという事に衝撃を受…
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