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洞窟のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

洞窟(2021年製作の映画)
3.3
イタリアのミケランジェロ・フランマルティーノ監督が、地中奥深くへ続く洞窟を探査する一団をドキュメンタリー風に描いた作品。
撮影はレナート・ベルタ。
ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞。
原題:Il buco (「穴」)(2021)

1961年、若い洞窟学者の一団が、電車に乗りトラックに乗り換え、南イタリア半島南部、放牧の牛がのんびりと草をはむのどかな村にやって来る。
そこにはポッカリと開いた穴があり、ヘッドライトと命綱のロープを頼りに、地中深くどこまでも続く洞窟の奥深くに降りていく…。
行き止まりになったところは、当時世界で第3位となる記録的深さ687mの地底だった…。

セリフはほとんど無く、映像と自然の音だけを使っている。
探査の様子と並行して、洞窟周辺の風景とそこに住む年輪を刻んだ牛飼いの老人などが絵画的に崇高な神々しい美しさで写し出されている。
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