矢野竜子

コンペティションの矢野竜子のレビュー・感想・評価

コンペティション(2021年製作の映画)
3.3
往年のハリウッドメジャーな映画製作を
徹底的に皮肉っていて笑える。
結局映画を動かすのは金であり、
至るところで格差、搾取を生じざるを得ない
資本主義メディアという事実。
金を出している出資者の下に
演出家が位置づけられ、
さらに演出家の下にはキャストが
位置づけられ、その最後尾には
実は我々=観客も位置づけられている
ということを本作は改めて教えてくれる。
クリエイターあるあるみたいな
ロバート秋山のモノマネコント感もあって
面白い啓蒙映画の一種。