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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーンのazul5のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

Webで偶然見つけた「次世代のタランティーノ、現る!」に惹かれて鑑賞。

アナ・リリ・アミリプール監督の事も、モナ・リザを演じるチョン・ジョンソの事も、恥ずかしながら全く知らず予備知識無しで鑑賞。
結果的に現時点の今年の劇場鑑賞作品の中で1・2を争う作品でした!

アミリプール監督の他の作品を観ていないのでなんとも言えませんが、「次世代のタランティーノ」には疑問符が付くものの、その見出しに興味を持ち本作に出会えた事に感謝!

全編通してカラフルでポップな映像も目を引くが、音楽がなんとも言えず素晴らしい!(調べてもサントラの情報が無かったので、是非サントラは出して欲しい)

シングルマザーのポールダンサーには、ケイト・ハドソン。
まさかのキャスティングだが演技力はやはり確か!
エド・スクラインのファズも素晴らしい!(人は見かけで判断しては駄目です...)
そして、ボニーの息子役(エヴァン・ウィッテンという役者さんらしい)の演技も素晴らしい。
終盤の空港でのシーンは、「やっぱり母親が恋しいのか...」と思って観てたら実はモナ・リザを逃すための芝居と知って感動。またどこかで2人が会える事を切に願える素晴らしい作品でした。

個人的な主観なのでもちろん本作が刺さらない人も居ると思いますが、是非一度観て欲しいです。

2023.12.01
映画の日にシネリーブル梅田で2回目鑑賞。
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