ルッコラ

アビエイターのルッコラのレビュー・感想・評価

アビエイター(2004年製作の映画)
4.5

いやーーーめちゃくちゃよかった。
今更ながら初見だったんだけど本当にいい作品。


スコセッシの作品って何パターンかにわかれるとおもうんだけど、これはとてもバランスがいい。
アイリッシュマンとか顕著だけど悲哀を主題として持ってくるのがすきではあるので、これも苦い終わり方なのか?
と思ってからの輝きがほんとうにすばらしい。
スコセッシ作品という先入観からあの引きこもり状態はもう終わりだろうなと思ってた。


あとはファントム・スレッドもそうだけど料理の撮り方w
最初にグリーンピースとられるシーンで、肉の焼き方しっかり火がはいっていてアメリカでは珍しいな、撮影こだわらなかったのかな?と思ったら、逆に主人公のこだわりがつまりきっていたという。


そういう爆発するようなエネルギーの輝きと、常人を寄せ付けない厭世的な奇人らしさ。
どちらも極端に描いていてすき。


おわってみると「アビエイター」というタイトルの神々しさたるや。



一方で、自分がPTA好きだからもあると思うけど、同じようなテーマのゼア・ウィル・ビー・ブラッドと比べると奇人感はまだ常識的。
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