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カム・フロム・アウェイの38のレビュー・感想・評価

カム・フロム・アウェイ(2017年製作の映画)
5.0
9.11で行き場を失った旅客機の乗員乗客と、その旅客機が緊急着陸したカナダの田舎町ガンダーに住む人々の群像劇。

極めてシンプルな舞台セットとキャストの力強い歌、演技に圧倒される(約)100分でした。原案の上演時間はもっと長くて2幕構成だったらしいと聞きましたが、休憩なしの1幕で良かったと思う。怒涛の数日間を描くのには最適。
あと、キャストの役の演じ分けが上手すぎる。人種や宗教やセクシュアリティなど、生き方の異なる人々が助け合い歩み寄るさまに、胸が熱くなり目が離せなかった。
9.11がもっと自分事である現地の人々がどう感じるかは分かりませんが、あの悲惨な出来事がきっかけとはいえ、人々の生きる力や希望を感じました。(ふんわりとした表現だけど)
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