9.11の時カナダの小さな町に38もの航空機が緊急着陸した実話が基のミュージカル。
殆ど椅子のみの舞台で12人の俳優が次々に何役もこなし様々な場面がスピーディーに展開し、全く混乱せず観ていられるのが凄い!
文化も信仰も言語も違う他人同士の偏見と寛容。
単なる感動秘話にはせず、恐怖と怒りと対立や差別的な扱いに警戒心、そして惨事で永遠に喪われた悲しみをしっかり描いた上で、命を寿ぐ。
避難した人々に不眠不休で奉仕する島民の姿には頭が下がるばかり。
アメリカン航空初の女性機長の歌が印象に残る。
映画なら沢山の役者が出演する大作になりそう。