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https://moviewalker.jp/mv80019/

久しぶりのブロードウェイシネマ。
ブロードウェイのミュージカルを
観客の熱狂ごと楽しめます。

2001年9月11日の同時多発テロで、
カナダの島の小さな町ガンダーに
38機の航空機が着陸する実話。
乗客は7000人。
重いテーマたけど、けっこうコメディ。
ザ・フーみたいな主題歌が最高！
終演後のパフォーマンスも最高でした。

• #9.11
• #同時多発テロ
• #ブロードウェイシネマ

全米同時多発テロが起き、38機もの航空機がニューファンドランド島のガンダー空港に緊急着陸する。人口1万人の町に7000人もの乗客と乗務員が滞在することになり大混乱が起きるが、町の人々は彼らを温かく迎え、人々の交流が始まる。

ミュージカル舞台の映像化作品。これが配信で観られるというのは嬉しい。
2001年のその日、その時を描くドキュメンタリーとしての面白さも味わえる。

前半は機内で情報が入らず、待たされた人たちのイラつく場面が続く。予想どおり酒を飲みまくりの人は多かったようで、舞台も笑いがあちこちに散りばめられて飽きないつくりになっていた。特にゲイのケヴィンが面白かった！

もちろん笑いだけでなく、乗客たちの不安と欲求の対象が変化してく様子が、演技と歌で絶妙に表現されていた。
同じ役者が町民や乗客などいくつもの役柄を演じているのに、違和感がなく斬新で面白い！！

人種と宗教がごちゃ混ぜになる中で、クライマックスの一つ、“私を平和の懸け橋にしてください” と歌う場面には、無宗教の自分も感動させられた。

後半はちょっと平坦で退屈になったけど、終盤にまた静かな感動と温かい笑顔が溢れる。確かに島の人々は素晴らしかったけど、こんな出会いじゃなければというのが本音だろう。

話が話なだけに単純なハッピーエンドとはいかないけど、十分に楽しめたエンターテインメントだった。

2017年のトニー賞において7部門にノミネートし演出賞を受賞した大人気ミュージカルを映像化。2001年9月11日の同時多発テロにより旅客機はアメリカ国内に着陸することができずカナダの島へ。何が起こっているのかが分からず不安になる乗客たちが島の人々の優しさに触れ親交を深めていく物語。同時多発テロから20年の今年、9.11を題材にしたミュージカルである本作がApple TV＋で独占配信された。すでに無料体験期間は使ってしまっているのでまた1ヶ月だけ加入して鑑賞。上演が開始された2017年からすごく気になっている作品で大学に合格したら必ずブロードウェイで鑑賞しようと思っていた。しかし大学の合格と同時にパンデミックとなり未だに渡米できない。そんな状況の中このように日本にいながらも人気作が鑑賞できたことには感謝しかない。
舞台は非常にこじんまりとしていてブロードウェイ作品というよりはむしろオフの方が似合うミュージカルなのかもしれない。この作品は主人公というものを持たず、全員が島人と乗客の両方を担うなんとも不思議な作品である。旅客機は木製の椅子で再現され他の場面でも色々なもので場面が作り出される。まさに演劇らしい演劇だろう。
曲重視のミュージカルというよりは話重視のミュージカルなので名曲揃いというわけではない。実は鑑賞前に何度かOSTを視聴したがその時点からあまりいい曲はないなと思っていた。しかし、最初は打ち解けられなかった乗客たちが島人の優しさに触れていきながら仲良くなっていくというストーリーは非常に感動したし終盤は涙ぐんでしまった。入れ替わりの激しいブロードウェイでこの舞台がロングランになっている理由がわかった気がする。普段家に鍵をかけない人が多いカナダ人だからこそのジョークも最高に面白かった。
普通なら1万円近くする舞台がほぼ最前列と同じ状況で観れるのであれば入会して観るべき。本当に素晴らしいミュージカルだった。いつか生の舞台で鑑賞したい。

【ストーリー】★★★★☆
【音楽】★★★★☆
【演技】★★★★☆
【テンポ】★★★☆☆
【エンタメ性】★★★☆☆
【感動】★★★★☆
【アクション】☆☆☆☆☆
【ホラー】☆☆☆☆☆
【恋愛】★★★☆☆
【コメディ】★★★☆☆
【サスペンス】☆☆☆☆☆
【エロ】☆☆☆☆☆
【グロ】☆☆☆☆☆
【指定】G相当

• #りょうすけ2021