このレビューはネタバレを含みます
雰囲気映画としては良かった。
けど、後半からの2人の雲行きが怪しくなる頃から…こんな感じの映画なのかとこの評価にしました。。
以下感想。
全体を通して、音が素晴らしく気持ちよかった!
劇場で見てるからこその、何気ない一つ一つの音が透き通ってる。
雪の上を歩く音、風や虫の鳴き声、ホースから流れる清らかな水音。あと野菜を切る時、包丁が野菜を通してまな板にスコンっとなる時も好き。
BGMが過度に感じないから、よりそれらの音が拾えたのもある。
料理監修が土井善晴さんということもあり、お料理がどれも素朴で美味しそう。沢田さんの手元がアップで映り、ゆったりとした手つきで調理している姿も素敵でした。だって釜戸から湯気立つシーンとか、シューシュー音が鳴ってコポコポ沸騰しそうな具合とか、最高に美味しそうだもの!作ったご飯を松さんと二人で食べるシーンも良かったなあ。
初めの頃の距離感良かったのに、後半のあの遠くなる感じなんでよ〜!!
精進料理食べたことないけど、こんなに惹かれるご飯だとは知りませんでした。
あと遺影のバカデカさ。
小さいより大きい方がいいとは言ってたけど、あれ畳何畳分よ?!ってくらいデカくて声出して笑った。