勝沼悠

土を喰らう十二ヵ月の勝沼悠のレビュー・感想・評価

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)
3.3
 水上勉の『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』を元にしたドラマ映画。長野の山奥に住む小説家の1年を描く。

 四季折々の山や畑から採ったものを食べる。なるほど、確かにそれは土を食べてるかのようだ。採取から料理までを映像で見ると強く実感できる。沢田研二はなんであんな手慣れた動きのなのだろう?
 この映画は映像美だけの映画ではなく、人の死を絡めることによって1年のドラマになっている。生きるとはいつか来る死ぬまでをただただ生きることなのである。
勝沼悠

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