アカデミー賞脚本賞受賞作品のベルファスト。
ベルファストとは北アイルランドの街の事です。
監督はテネットでセイター役でもお馴染みのケネスブラナー。
そんな彼の出身地がベルファストであり、それの幼少期の半自伝的映画です。
白黒の映像で家族愛がテーマの作品です。
とても素晴らしい映画でした。
子供が主人公で家族愛の物語ですが、序盤ずっとカトリックとプロテスタントの争いが描かれていてカラーだととても生々しいシーンもあると思うのですが、白黒にした事により生々しさは全くありません。
そして完全白黒の映画ではない事も印象的です。
少年バディが好きな映画や舞台を鑑賞しているシーンのみカラーになります。
彼自身の良いと感情的に感じ場面はカラーで描かれているんですかね。
とても印象的な演出でした。
子供も目線でずっと争い事を観にしていてとても考えさせられます。
タイムリーな話ですが、ウクライナとロシアの戦争にも近い部分がこの映画にはあるかと思います。
子供からしてみれば、宗教なんて関係なしに皆んな仲良くすれば良いと思う部分がありますね。
そんな彼のお父さんがとても素敵な台詞を残してくれます。
そしてお爺ちゃんも素晴らしい台詞が。
印象的なセリフが多過ぎてとても良い映画だと感じました。
ここまで家族の愛を感じる作品は中々ないのではないかと思います。
北アイルランド版の三丁目の夕日的な感じですかね。
とても素晴らしい作品でした。
