カトリックとプロテスタントという宗派の違いから起きた地域紛争を主軸に、そこで暮らす一家の貧しい生活を映した今作。
争いに巻き込まれることを嫌いながらも、友達や家族、見知った隣人のいる地元を離れたがらない妻の心境には、共感はあまりしませんが、理解はできます。子供の頃からずっと住んできて安心できる地元から、知り合いのいない新しい土地へ移るというのは、不安ですからね。
お爺ちゃんがいろいろと良いことを言っていた気がしますが、正直、覚えていません。
いろいろな賞を獲得されているようですが、私にはあまり響く作品ではありませんでした。全体的に「ニューシネマパラダイス」感があって、あまり独創性は感じませんでした。時代設定に合った年代の人には、懐古的で良かったのかもしれませんね。
