このレビューはネタバレを含みます
なんで美しい映画なの....
みんな顔見知りなほどとても小さく平和な街を襲うのは、宗教の違いによる暴動。
お父さんの仕事について行って街を出るのか、暴動で大変だけれど慣れ親しんだこの街に残るのか...
家族は街を出る決断をしたけれど、それまでのベルファストでの生活があまりにも儚すぎる。
いつも1位のキャサリンに恋をして、キャサリンの隣の席に座るために勉強を頑張ったけれど、キャサリンもバディの横に座りたくて手を抜いた結果、2人は隣の席に座れない。
一緒に宿題に取り組んで金メダルを取った時の見つめ合う2人の横顔。
義父が亡くなって、お葬式の後に行われたパーティで奥様へ向けて歌う旦那様と、見つめ合いながら踊る2人。
おじいちゃんと庭で話す何気ない時間。
ふざけてみたり諭してみたり。
家族全員で見に行ったらシアターでの眼差し。
大変な世の中だけど、小さいからこそ大切で暖かくて美しくて...
めちゃくちゃいい映画だったなぁ...
いいセリフがたくさん出てきたなぁ。
私も地元が好きすぎて戻ってきてしまった。都会でもなければ田舎でもない。ただ、近所の人はみんな顔見知り。私にとってのベルファスト。いつかこの場所を去る日が来るかもしれないけど、その日が来るまでは今を大切に、私のベルファストを大切に...
