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沈黙は金のニューランドのレビュー・感想・評価

沈黙は金(1946年製作の映画)
3.0
☑️『沈黙は金』 及び ⭕️2020映画·映像動画作取り纏め▶️▶️

本年度の劇場での見納め作品。昨日のウォルシュ作品をこそ観る予定だったが、28日のル·シネマに入った頃から身体の震えが止まらず、夕方には全く動けなくなった(平熱なのでコロナとは無関係も、体調管理の神経がもう限界にということか)。29日終日と30日午前中の仕事は、無理にこなし·暇あれば横に、31日には意識もクリアめに。しっかりと観るは無理だが、40余年前に16ミリ英語字幕版を観たきりなのでという意味と、クレールもフランス帰国第1作で、30年代全盛期は勿論、40年代の他作に比べつも、低調は当時もはっきり感じられたので、病人にはいいレベルかなと。
心優しく、好ましくも、いろいろな寄せ集めが、才人のスタイルのリードを阻んでるような作品だ。ボルテージが上がらぬ。ルノワール·ベルエポックものの先取りのような1910年代のグラスステージ撮影所を中心としたパリ興行歓楽街の味わい·セット·馴染みよさ。街路の人だかりは『巴里~』のトーン。チャップリン『ライムライト』をまた予見するような、若い者の導き·老いらくの恋と妨げからの身の退き方。『シラノ~』ばかりではないのだろうが、教えた決まり文句の繰返し·跳ねっ返り·成長。陽の光や映写機光等の細やかさ、どんでん·90°変·俯瞰め·スクリーンプロセス·横や前後移動·寄り入れらの丁寧さ。脇役のチームプレー·チームワークの冴え。一方、とんまな面、誰しも。循環してくストーリーと哀感。しかし、全体として、どうもガタピシしている、充分シニカルを踏んでるが。次作からはクレールも戻してくる。シュバリエ·ペリエらの味わい·魅力は今も薄れない。
「女に本気で惚れるな、一生に一度の恋なんてない。逆に、奇跡·運命·言葉操り積極的に誘え。思いやりや失恋による消極的は無意味。女なんて、不人情で代わりは幾らでもいる」/「恩人、彼の愛するひとを取れない」「父のように思い·結婚もあり得たが、あなたにはある愛がない。」/「誰でも年老いたら退く時が来る。そこからハッピーエンドも」
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🌕️2020年発見驚愕映像作品4×5+次点

🌑近作·商業映画
▪️燃ゆる女の肖像 (仏)
▪️平 静 (中)
▪️海辺の映画館 キネマの玉手箱 (日)
▪ ペイン·アンド·グローリー (西)
▪️宝 島 (仏)
®️ストーリー·オブ·マイライフ
わたしの若草物語 (米)
🌑旧作·同
▪️呪いの館 (’66)
▪️繻子の靴 (’85)
▪️ミークス·カットオフ (2010)
▪️ベルリン特急 (’49)
▪️善良なる悪人 (1916)
®️風ふたたび (’52)
🌑非興行作(『六ケ~』初見判明)
🖥️▪ ローリング·サンダー·レヴュー
マーティン⋅スコセッシが描くボブ⋅ディラン伝説
🕸️▪ 宣(言)病
🐜▪ 六ケ所人 間記
🕸️▪ アトミック·ガーデン
🖥️▪ 田舎刑事 まぼろしの特攻隊
🕸️®️ 戦闘の日記 (Jounal d’un Combat)
🌑(幾)10年振り·且つ改良媒体で
▪️シシリーの黒い霧 [翻訳量増]
▪️たそがれ酒場 [画質復元]
▪️ 暗黒街 [訳·音楽付]
▪️ ウエスタン (長尺版改題┓) [於スクリーン]
▪️ アウタースペース | [原35ミリ]
※ 風の向こうへ | [編集仮完]

¦ 『ワンス·アポン·ア·タイム·イン·ザ·ウエスト』
┗®️= 次点runner-up , ☜ =判明·初見,
🖥️= NET or TV.用,🕸️= 実験·美術.短篇,
🐜=通常配給·配信外,※=間不足5年振

🌕️2020年封切映画から邦洋10本ずつ
(公開超1週間,大巾増補·増強改作も)

▩ヴィタリナ ◼鑑賞は2019年)
▩燃ゆる女の肖像
□海辺の映画館 キネマの玉手箱
▩ペイン·アンド·グローリー
▩ストーリー·オブ·マイライフ
わたしの若草物語
▩はちどり
▩レディ·マクベス
□空に聞く
▩ウィッカーマン final cut
▩娘は戦場で生まれた
□スーパーミキンコリニスタ ◼鑑賞’19
▩ホモ·サピエンスの涙
□福島は語る 完全版 (多分超7日)
▩死霊魂 (if欧米基準,in作=下行 ┓)
□佐々木、イン、マイマイン ∣
□音楽 ∣
□セノーテ ∣
□mellow ∣
□アルプススタンドのはしの方 ∣
□本気のしる し (TV版┓仮評価) ⬇️
【▩もう終わりにしよう。⬇️®️S·リー 】
【 ’21 2/8 劇場版·差替可】

以上を昼に選んだ後、今年最後に(軽く寝っ転がりながら)観たのは、この時期、世界をひとつに捉え括ったり、人を分別する覆いに異を唱える、TV録画からの『ブックスマート』『AI崩壊』で、このリストにまま続けられるくらい(の共に秀作)。評価低い後者だが、スピルバーグ最高作『A.I.』に願う力で匹敵、冷徹さで本年を代表する『スパイの妻』に負けていなかった。こちらからの一方的な、正しい-妥当か·否か決めより、直に伝わる熱と抜け道を感じる広さがあれば繋がってくる。
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