このレビューはネタバレを含みます
2022年1月31日で閉館した岡山メルパで観た最後の作品になった。
42分の短編だが、心理カウンセラーの倉田真美(鈴木睦海)と相談者の吉高アケミ(西山真来)の両者の立場が入れ代わっていく言葉のやり取りに引き込まれた。
倉田のお腹にいる赤ちゃんが不倫相手の子どもかもしれないという不安がカウンセラーの心を揺さぶっていたことが最後に分かるという展開も良かった。
ただ、相談内容は全て想像であったことを説明するには相談者が死ぬしかなかったのかもしれないが、ピストル自殺のエンディングには違和感が残った。
