アマゾンプライムにて視聴。いつものローランド・エメリッヒと言えば言えるけどいろいろ寂しい感じのする映画だった。エメリッヒ監督は新味のないアイデアもスケールのデカさでなんとか見せる作風なわけで、ほんのちょっとなんだけどそのスケール感が縮小してしまうとこうもダメになってしまうのかと思った。
まあスケール感の縮小というかビジュアル面の劣化というか、やはりCGで描かれた広い画が、なんか書き割りっぽいんだよね。そこが弱いと本当に冷めてしまう。嘘を力技で通そうとしているのにその力が弱いという感じ。ところどころ面白いアイデアはあるけど単発で全体的にダレている。
いつものように群像劇っぽく仕上げてるんだけどもっと人数絞って短い映画にした方がよかったかも。誰の気持ちにも乗っかれず、月へ向かって出発するところも全然燃えなかった。エメリッヒは嫌いではなく「ホワイトハウス・ダウン」とか大好きなんだけどな。残念。
