本日の一本。
ローランド・エメリッヒが中国のCG制作会社とタッグを組むブロックバスター映画。さすが2012の監督なだけあって無機物のCGというかカメラの見せ方が上手い。ミッドウェイとかもやけに飛んでるモノへのコダワリは強く感じられるし、エンデバー号のテイクオフシーンだけで元が取れる。ただし金払って見るかと問われれば見ないが。
ストーリーやSF設定がとにかく安っぽいのはわざとなのか。制作のプロセス、金をかけるバランスがグラフィックにオールインしている感じ。ハル・ベリーとかエンドロールでやっとあぁ出てたなと感じるレベル。月のシーンとかガンダムのルナツー+フォン・ブラウン+サイド7じゃない？その後のご先祖様との邂逅も2001年のスターチャイルドっすかね。最後もハルマゲドンだなと15分でわかる結末を裏切らない。
一言で言うなら服だけ立派なアンバランスディザスタームービー。中身が空っぽだ。だから、この映画に求めているものがなにかで評価は変わってくる。もうインターステラーが10年も前になるのに、あの映像体験はちっとも褪せることがない。わかりやすい地球の危機が見たい人なら、暇つぶしにはもってこいだ。
