おもち

THE GUILTY/ギルティのおもちのレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)
3.4
 911オペレーターのお仕事。ジェイク・ギレンホール主演。
 911の緊急オペレーターとして勤務する主人公、ある日謎の女性から迷惑電話らしき通報がかかってくるが、よく聞くと背後に男の声が。拉致事件だと判断し捜査をすすめていくが...。

 デンマーク映画のハリウッドリメイク版、ジェイク目当てで鑑賞。映像の99%にジェイクが映ってて恐れ入った、感情表現を使いこなしてさすがとしか言いようがない。電話でしか情報を得られず伝えられず、あちらこちらと忙しく連携しようとしてもうまくいかないもどかしさがうまく出てた。ストーリーもしっかりサスペンスになってて、後半から何かがおかしいぞと急展開。監禁はイヤだってそういうことだったのね、なかなか複雑で胸が痛む事件だ。
 なにやら訳アリらしい主人公のバックグラウンドも徐々に明かされていくけど、もっと序盤から出してくれたほうがわかりやすかったなと思った。知らない記者から電話がきたり、同僚からは明日だなみたいなこと言われてちょっとぽかーん、そもそもこのお仕事が本業じゃなかったのにもびっくり。とはいえ最後に題名が再び現れて「あ、なるほどだからこのワード...」と納得する見事な進行だった。開幕から起こってる山火事もひと味効かしてる。

 原作とほぼほぼ変わらないみたいなのでどちらから入っても良さそう、今作はジェイクファンなら必見の一品。濃厚なサスペンスファンにオススメッ!
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