まつぼっくりん

ワース 命の値段のまつぼっくりんのレビュー・感想・評価

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
4.5
お金ではなく敬意が欲しかった。

観る前は冷酷無慈悲に補償金を支払っていく物語だと思っていたが全然違った。

過ちを認めながら政府と被害者遺族との板挟みに悩みながら被害者遺族に寄り添っていく熱い物語だ。

今作は実在の話を元にしており、マイケル・キートン演じるケンの成長が印象的だった。
ケンも悪い人でなく可哀想な中間管理職なの立場なので、そういう辛さあるよなっと自分の仕事に通じる部分もあった。

出来ること出来ないことをハッキリした上で何処まで被害者遺族に寄り添っていくのかという姿勢を学べた。

9.11以降の事件も被害者救済に奔走しているようで凄い方だなと思ったので、モデルも知りたくなった。