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ワース 命の値段のmomのレビュー・感想・評価

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
4.0
職業柄、物事を数字に置き換えて考えることが得意な弁護士の男。
計算式によってテロの犠牲者に支払う補償額を決める仕事を自ら買って出る。

彼の計算式では、金持ちには多く、貧困者にはとても公平とは言えない少額の補償金が算出される。

怪我、死亡、後遺症
年齢、収入、扶養者の数
一人一人状況が違い、綺麗に線引き出来るものではない。

書類上での情報ではなく、実際に面談して本人の口から聞く悲しみや不安は、受け手の判断を大きく変えることもある。

犠牲者の家族にしてみれば、どれほど遺族に寄り添って考えてくれたかがとても重要になる。
最終的には、金額よりも敬意が一番大切ということだろうか。
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