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ワース 命の値段のDKのレビュー・感想・評価

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
4.0
9・11アメリカ同時多発テロの被害者の命に値段をつけるという汚れ仕事を買って出た男の話。

命の重さは平等と言っておきながら命の値段は年収で決まるのか?
いやそう決めてしまおう、ルールを作らないとキリがない---
というのはすごく分かる。

数字は絶対だが、人の命、今までの人生までも一つの数式で導き出せるのか?
これに納得できる人は少ないと思う。


自分自身は主人公側にも補償を受ける側にも立ったことはないが、自分ならどうするかと常に考えてしまった。
(どちら側に立っても簡単に諦めてしまう気もするが)

映画自体は比較的静かに進んで行くが、個人的にはこの方が一人一人のセリフが重くリアルに感じられたので良かった。


ウルフ(スタンリー・トゥッチ)の最後のセリフは胸にグッと来るものがあった。
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