これの前に見た映画が重かったので、時間もあるしエンタメエンタメと思って鑑賞。キャロルが好きっていうのもあって。
本当に絵画みたいに綺麗な画がよかった。結婚目前のおぼっちゃんとメイドなんて、搾取ってかんじで苦手な取り合わせだったけれど、彼女自身が全てわかった上で愛し、そして背負って生きていったという物語なのがよかった。何も受け取りたくないってはっきり言うところ、境遇も経験も強みとして未来を切り開いていったところ。
三家族の息子たちがみんな戦争で死んでしまって、残された者たちの心の壊れ方歪み方、ぐわっとくるものがある。最近イギリス映画じわじわとおもしろくなってきた気がする。