映画も原作も大好きだった「つぐない」にも似た、主人公の人生に強く影響を与えた悔恨の情を振り返っていくストーリーで超期待したのだが... 同じ昔を振り返る形でもあちらが壮大な運命へのいたずらへと発展したのに対し、ここでは「振り返るべき出来事のその先」があまり続かない上に、やたらと脱ぎたがる(笑)主人公たちが結局道を外れているだけで「やる事しっかりやっといた上で後悔されてもなあ」という事で共感が全然わかず。先日亡くなった「オスカーを2回獲っている割に全然その作品に触れる機会が無い」往年の名女優グレンダ・ジャクソンに劇中で初めてお目にかかれたのが、自分的には最大の収穫だった。