えり

帰らない日曜日のえりのレビュー・感想・評価

帰らない日曜日(2021年製作の映画)
4.0
あらすじとして語られるストーリー以上にくるものがある作品だった。
何かを暗示するような映し方や、役者さん達のそれぞれの表情。台詞は少ないけれどとにかくうったえかけてくる。
何よりも、涙の流し方が辛い。耐えて耐えて耐えた涙。
あれもこれも残酷だ。何かを保つために。でも、誰も笑顔じゃない。幸せそうじゃない。

そんななかで強い何かを秘めたジェーンの目には惹きつけられる。そして、励まされる。
二ヴン夫妻の対照的な悲しみ方も頭から離れない。

なんだかとても心に残る作品だったな。
えり

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