ちゃんと明るい未来の兆しを描いてくれている。どうにもならなそうなことがもっとどうにかなってくれる世の中になってほしい。
幸せっていう言葉はチープに聞こえがちだけど、繰り返すたびにその重みが感じられる。
まだまだこれからだろうなという役者さんたちからこの作品にかける想いが伝わってきた。
いい映画だし、監督の前作も好きだし、監督の見つめる社会の問題はすごく共感できるものがある。こういう映画はもうちょっと劇的なオチとかシーンとかがあるか、本当に淡々とやるか、どちらかがいいと思うんだけど、すごく間延びしてしまう部分があったり、台詞回しももう少しなところがある。もう少し絞ったテーマで濃密な映画を作ってほしいなあと思ったりする。
飯塚花笑監督は同郷なのもあって期待してるし、映像で見せる力はあると思う。