今回は笑って見れたシーンも、たぶんもう一回観に行ったら笑いながら涙が出てきてしまう。
幸せだった男女が別れてしまうというこの手の話は最近の邦画では多くみられるし話題にも多く上がる。
今作は1年の中で1日だけを描きながら遡っていくという新しい物語の描き方で、笑えるシーンと切ないシーンのバランスがちょうどいい塩梅だった。でも、全部が分かった時に、その笑いはきっと全部切なくなる。
ある意味恋人との別れは世の中にたくさんあって普遍的で、でも当事者たちにとってはたったひとつの自分の物語なんだろうなと。
観てる最中も鑑賞直後も平気だったのに帰り道で泣きたくなった。いい映画だったなぁと思う。
池松壮亮の柔らかい話し方が好きだったなぁ。