ちょっと思い出しただけの石戸のレビュー・感想・評価

今を過ごしてる時の思い出し方って確かに「色々あって結局こうなった私」じゃなくて「結局こうなった私だけど色々あったなぁ」だからこの映画の構成はよその人の物語にならずに自然に自分の記憶に溶け込んできて観たあとしばらく架空の記憶に苦しめられた。なんでもない今から振り返る形を取ってる良さは今なんでもなく見えるあの人もその人もきっともしかしたらって想像として現れる。
画も台詞も良いけど何より声がよかった！愛しい日々だった