ある二人の男女の6年間を「7/26」という日を軸に描く映画。
普段は恋愛ってあまり見ないのですが、何となくFilmarksで色んな人が話題にしてたのが気になったのと、時間潰しのために鑑賞。
結果としては個人的にかなり心に刺さる映画でした。
ストーリー自体は特別凄いところはないのに時系列を逆にするだけで魅力的な話になるのが凄かったです。
先に関係が破綻したところを見せた後に熱々だった二人やお互いに心惹かれ合う二人を見せられると「今どんなに心が通じ合っててもお前ら別れちゃうんだぞ」っと切ない気持ちになってきて思わず泣いてしまいました。
アイディア一発の映画というだけでなく演出や演技も良かったです。
特にタクシーで二人が喧嘩する固定カメラ、長回しのシーンはまさにカップルの末期状態って感じだし、照生が車を降りてフレームアウトすることで二人の心通じ合わないことを絵的にも表してて名シーンだと思いました。
映画を見て過去の恋愛も思い出しもしたのですが、自分自身で意外だったのが、現在進行形で仲が悪くなってる義父(同居中)のこと。
妻と結婚してマスオさん状態で義親と同居を始めた頃はこんなにギスギスしてなかったのにな〜っと考えてしまいました。
(今は僕がほぼ一方的に嫌気が差してるだけですが)
実は今作を名画座で見たのも義父が起きてる時間に帰るのが嫌だったから時間潰したかったというのも理由の一つでした。
ただそのおかげで良い映画に出会えたのは不思議な巡り合わせと思いました。
