このレビューはネタバレを含みます
1年ずつ思い出す時間が遡る構成が面白かった。時間逆行もの好き。
お互い未練はあるみたいだけれど、最後に赤ちゃんが出てきて、本当に戻れないんだなと切なく思った。「一生幸せにする」と言ってくれて、夜の子どもの寝かしつけを嫌な顔せず当然のようにやっていたり、ケーキのお供にお茶淹れてくれようとしてくれる旦那さんが優しくて、さらに切ない…。
付き合って1年目の一番楽しそうな時期の「言葉にしなきゃ伝わらない」「言葉が分かっても、気持ちが伝わるとは限らない」という彼ら自身の言葉を1年後の彼らに贈りたい。
本当に、ちょっと思い出しただけ。
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公園のおじさん(ジュンさん)重要だったんだ。
「未来から来るんです」
「やっと会えました」
一人だけ時間軸歪んでいるようにも見えて、面白い。
「(待っていても来なかったら)たまには迎えに行っても良いかも」は、その後の展開に対して言っていたのかも。稽古場へのお迎えだけでなく、喧嘩別れした後のこと。また会って、話し合えば違っていたかもしれない。