得意じゃない恋愛ものだったけど、この2人だからとリストに入れっぱ。
池松壮亮と伊藤沙莉っていうだけで個人的に満足だったから観るの今頃になったのかも。
過去へ過去へと遡る脚本。
普通なら早いうちに頭の中？になりがちなんだけれど、ならなかったのは単に2人の空気の作り方が上手すぎてるからだと私は言い切りたい。
2人がふざけ合ったり言い合ったりしてるところ、ホントにもう作品の中の男女ではなく完全に素の池松壮亮と伊藤沙莉を見ているような感覚。
やはり凄い、この2人。
河合優実も上手いなぁ。
数分のみの高岡早紀と渋川清彦。
尾崎世界観と國村隼のギリギリの存在感など、配役の置き方が絵画のように印象的すぎた。
振り返りたい過去ばかりじゃないけど、やり直せるわけでもない。
でも、その時々の自分は否定したくないし好きでいたい。
どこにでもある男女の物語の行間とマスクの中に、さりげなく込められたこの2.3年の言葉にならない色々を、ちょっと思い出しただけの照生と葉。
エンドロール、2人の名前並んでるのも良い良い。
いやーこの脚本エモい、凄い。
