恋愛版横道世之介みたいな過去を思い出すという切なさとその人が思い出の中で生き続けけている暖かさとが混在したある種青春映画に近い作品。
松居大悟監督とはおもえないド直球の恋愛を描いててジム・ジャームッシュのナイト・オン・ザ・プラネットというよりパターソン味が強い雰囲気で永瀬正敏使ってる所とかリスペクトあるオマージュがとても伝わったなー。
前半の伏線が後半になって過去を遡って回収されていく撮り方を恋愛映画に取り入れるスタイルは邦画ではとても斬新で鑑賞している側もつい昔のことを思い出してしまうような全ての人の過去を肯定してくれる思いやりに溢れた1本。
あと屋敷の演技面白すぎたw