「100日間のシンプルライフ」フロリアン・ダーヴィト・フィッツとマティアス・シュヴァイクホファーのコンビが余命短いベノとアンディを演じたコメディ。
元々ナルコレプシーだった上に脳腫瘍が発覚し失意の入院、そこで出会った肺癌?肺線維症?で闘病記録動画をアップしているアンディ、二人が意気投合しちゃって病院を抜け出す。
二人の目的は良い死に場所を探し最期を迎えること。
涙を誘う難病モノのようなストーリーだけど、コメディ全開で楽しい。二人というかアンディのはしゃぎっぷりがツボる😂キャッキャしてる😂
別れた妻子とのくだりも感動的とはほど遠いし、南アフリカの孤児を抱いて「ブランジェリーナみたいになれる」なんてはしゃいだり。
コドモ大人の南アフリカ珍道中。
冒頭のシーンから遡って語られる二人の姿。あの場面に至るにはさぞかしつらい決断があったのでは?と最初は思わせるが、なるほどそういうことになっていたのね。
キャピついて楽しい旅ではあったが、二人は難病持ち。そうなるだろうなという結末ではあるけれど、決してしんみりしない、コメディで一貫しているのがよかった。
モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンの「最高の人生の見つけ方」の若い版のようだった。