百日紅

私は貝になりたいの百日紅のレビュー・感想・評価

私は貝になりたい(2008年製作の映画)
5.0
私は戦争映画はあまり観たくないのですが、過去に父と2人で観て心に残っている映画です

戦争中の悲惨さを伝える話ではなく戦後日本の話
裁判の杜撰さ、下級兵士の扱いの残酷さ、困窮した日本、、
戦後日本が直面した絶望が描かれていました

四季を尊いと思う気持ち、子どもを慈しむ気持ち、家族を憂う気持ちは兵士であろうと日本人であろうとアメリカ人であろうと変わりは無いのに戦争があることでそこには金網、鉄格子による隔たりが出来ている

生まれ変われるのなら人間にはなりたくない
もし生まれ変わることが出来るのならば、
私は貝になりたい
百日紅

百日紅