2018年、サッカーのワールドカップで日本🇯🇵がベルギー🇧🇪と激闘を繰り広げていた、その裏では、タイ🇹🇭の洞窟で大規模な遭難事故が起こっていた。そこでは、人知れず命懸けで救おうとし続けている人たちがいた。
本当に時間との闘い。いつ何が起こってもわからないような緊迫した状況に立ち向かう人たちの姿には胸が熱くなるほかない。洞窟や水質、地質学、海軍や知事など、様々な立場・分野の専門家や精鋭の見解や話が緊迫感を底上げし、只事ではないのだと思い知らされる。地震大国と呼ばれ、いつどこで災害が発生してもおかしくない日本🇯🇵に住んでいる私たちからしたら、余計に他人事じゃなくリアルなものとして目に映るのかもと感じた。
自分は変わり者で幼少期には酷く虐められ除け者にされてきたと自負する世界各国から集められた精鋭ダイバー。そんな過酷な経験をしてきた彼らの内に秘めた熱い想いが明らかになることで、より胸に迫るものがあったし、そんな辛く凄惨な経験をした彼らだからこそ、生死が危ぶまれる少年たちの気持ちが痛いほどにわかるくらいに本当に優しい心を持っていたのだろう。
常識や固定観念なんか通用しない自然の脅威や人間の無力さと同時に感じ取れる、互いに協力し助け合える人という存在の素晴らしさ。こうやって今自分が毎日を不自由なく生活できるのも人知れず奮闘し闘っている人たちのおかげだと思うと、より胸が熱くなった。
