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叫びとささやきのNのレビュー・感想・評価

叫びとささやき(1972年製作の映画)
3.9
ゆらゆらと動くカメラで映し出される表情は皺までくっきりと分かり生々しい。
やはり赤は狂気の色なのだと実感させられる真っ赤な部屋。真っ赤な部屋で叫ばれると脈が上がるね。
登場人物達の服を白や黒などに抑えてコントラストでパキッと見せる画面はやはり綺麗だ。

一つの家で行き交う時間と視線と会話、綺麗な画面とは対比的に気持ち悪くどろっとした90分。ささやきは虫の羽音みたいで耳障り。結果的に救われたのがアンナであってほしい。
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