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叫びとささやきのtakashisomaのレビュー・感想・評価

叫びとささやき(1972年製作の映画)
3.0
ミッドサマー鑑賞前にチェックをおすすめされ観たけど、僕には少し難しかった。見れば見るほど良さが理解できそうな感じでした。
オープニングから芸術チックなシーンや、メタファーを多様してるようなセットに難解なイメージを抱いてしまうと共に、否が応でも印象に残る作品。俳優陣の力量を問われるカメラワークと展開もサラッとこなしてるあたり感動。
血の繋がりがある3姉妹が、本当に心から繋がることのできない様は自分も3兄弟だからなんとなく理解できてしまう。表も裏もわかりすぎてるほどわかるが故なのかなぁとか、そこの壁を超えられない何かがあるからなのか。

今作では次女に対して召使いだけが本当に心から繋がり合えている。ちょっと小津の「東京物語」を感じました。
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