ハニワ

ジェームズ・ボンドとしてのハニワのレビュー・感想・評価

ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)
4.1
過去の栄光を真っ直ぐに背負った作品に挑む D.クレイグと その作品群のターニングポイントのど真ん中に彼を据えたプロデューサー、その作品を支える監督はじめスタッフの 覚悟を 色んな角度から描いた まさに“作品”と言える。
世評を背に「カジノ ロワイヤル」をシリーズの再起動作品へと向かわせる強い信念も伝えてくれる。
 本作のドキュメントはNTTD公開にちなみ 作られたと観るより、D.クレイグボンド作品の各俳優陣の演技者としての苦悩や喜びを 随所に垣間見る。「スカイフォール」で J.ディンチのクランクアップ場面でのH.バルデムやクレイグらとスタッフとの光景も サム.メンデスはじめプロデューサーのM.G.ウィルソン B.ブロッコリらの人間愛や作品愛を熱く感じさせる場面でもあり、一連のシリーズ作の中、「スカイフォール」の位置する意味もあらためて体感させる--- aperitif にもdigestif でも楽しく味わえる良作だが、---digestifが好きかな---。
ハニワ

ハニワ