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ホーンテッドマンションのoimoのネタバレレビュー・内容・結末

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

テーマパークのアトラクションの映画化、って改めて考えると意味不明で面白い。
パイカリとかもそうだけどよくぞここまでストーリーを膨らませたなぁと感心してしまう。脚本考えるの楽しかったろうな。
私はアトラクションのホーンテッドマンションが大好きだから、伸びる絵の部屋でワニから逃げる所とか楽しくて仕方なかった。エディ・マーフィ版はもうほぼほぼ記憶に残ってないんだけど、今作の方がアトラクションの要素を沢山入れてくれてた気がする。あ!こいつだ!こいつも居る!って思わず笑顔になってしまうゴーストがいっぱい居てほんとに楽しかった。一生懸命火を消そうとしてるロウソクゴーストが可愛過ぎた(笑)

ただね…まさかホーンテッドマンションにこんなに泣かされるなんて聞いてなかった😭
全体的に喪失の痛みを乗り越えるお話で、近しい人を亡くして生き続けることへの絶望を味わった経験のある人間にはベンやトラヴィスのエピソードは響きまくると思う。私はもうほぼずっと顔面ぐちゃぐちゃでした。そしてそんな最中にポツポツ入れこまれるほっこりしたギャグ要素がエグ過ぎなくて優しい…。ベンのすぐ泣いちゃうところとか、自立してるけど辛辣過ぎない女性陣とか、ダニー・デヴィートはもう画面の中に居てくれてるだけで有難いし、なんか全体的に凄く優しかった。アトラクションに乗ってる時は怖いんだけど、終わって出たらそこはディズニーランド、っていう安心感まできちんと作品の中に閉じ込めてくれている幸せな一作。

ジェイミー・リー・カーティスは分かったけどジャレッド・レトがどこに居たのかは全然分からなかった。ハットボックスゴーストだったと今知って、しかも監督が「本作の面白さは、ハットボックス・ゴーストを演じているのがジャレッド・レトだと誰にもわからないところ」とか言ってて草。字幕で観たけど確かに声がめちゃくちゃ良かった(笑)
あとしれっとウィノナ・ライダー出て来た時嬉しくて思わず隣の人に話し掛けそうになった(笑)
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