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ホーンテッドマンションのTakaCineのレビュー・感想・評価

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)
3.5
【アトラクション感🙆‍♂️】
昔からよく乗ったアトラクション(なにげに好き)の2回目の映画化。

まさにディズニーの「ホーンテッドマンション」でした🏚️🎃👻

ほどよいアトラクション的な怖さと、ファミリー層に受けそうな一致団結を描いた楽しい作品でした☺️

ちなみに、エディ・マーフィの2003年版は観てません(予告編、観たら面白そう♪)。

《ライドしてる気分👻》
お馴染みのアトラクション世界を精巧に再現してくれるので、ライドしてる気分が味わえて楽しいです😍

登場するゴースト達が『ゴーストバスターズ』(1984)や『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993)に寄せたような怖すぎないビジュアル(え?ローソクもゴースト?)なので、楽しみながら怖がれます😁

古風な洋館のお屋敷、長く伸びた廊下、飾られた数々の絵画や胸像、舞踏会の間、隠し扉や部屋、水晶玉の生首女性…お馴染みの世界が映画に完全再現🤩✨

このセット🏚️に行ってみたいです💕

お馴染みの怪現象👻⚡が起こります。
急に天井が伸びたり、壁の絵が徐々に変わったり、舞踏会でゴーストが踊っていたり…見覚えのある場面が、映画に出てくるとやっぱりテンション上がりますね(アトラクションの仕掛けって本当に凄いですね!)😍♪

《娯楽に徹した作り🪓》
アトラクションの物語を元ネタに作っているようで、改めてゴーストの素性を理解しながら鑑賞できたのは良かったです🙆‍♂️

キャスト陣で知っているのは、胡散臭いオーウェン・ウィルソン(やっぱり胡散臭い役w)、レジェンドコメディアンのダニー・デヴィート(おじいちゃんになっても、パワフルで笑える!)、妖艶なジェイミー・リー・カーティス(やっぱり"その役"だよね!)、曲者俳優で名優のジャレッド・レト(役名は明かせません)、そして突然カメオ出演のウィノナ・ライダー(なぜ、出てきたの?)とベテラン勢で固めてます。

観るまで知らない方でしたが、ティファニー・ハディッシュは、『ゴースト』(1990)のウーピー・ゴールドバーグみたいな、目を引くコメディエンヌぶりで終始面白かったです😍‼️

娯楽に徹したためか、物語はなかなか雑です😁

お化け屋敷🏚️に引っ越ししてきた親子の依頼で、屋敷に集まったメンツ(超常現象専門家、歴史学者、霊媒師、神父)がいかにも胡散臭くて、ゴースト達に馬鹿にされながら本物の一致団結をして倒していく…

ただ笑いと感動の物語になりきれてなくて、原因としては、キャラクター造形が浅く定まっていない感じ。

どのキャラも性格が一本調子で、特に酷かったのが主役であるベン・マサイアス(役者さんは凄く良かったけど)。外見があまりに急変しすぎだし、ある出来事で心に傷を深く負ってしまい、ゴーストとの死闘で克服していく心の動きが説得力なく、凄く共感できるキャラなのに、勿体無い感じがしました😢

更に物語のキーパーソンになるトラヴィス君。賢い子だか、やはりある出来事で人見知りなのに、あんなに簡単にベンと打ち解けて人形遊びすると思えないし(なぜ、人形遊び?)、そもそもベンと密に交流する場面が少なく、後半の大事な場面も白々しく感動にまでなっていない(地下の場面ね)。いつの間にクラスの友達と打ち解けた?

ジュブナイルホラーとしても中途半端でした😢

ゴーストももっと多彩に出して(西太后とかいたのに)、見せ場がほしかったです👻⚰️🪦

ダニー・デヴィートとティファニー・ハディッシュの二人のコメディ演技は、最後まで笑えて楽しめました🤩👏

初めはギレルモ・デル・トロが脚本と製作を担当するらしかったようですが、降板してしまいました。デル・トロ版なら、更に怖がらせてくれたでしょうね😁

スティーヴィー・ワンダーの『迷信』がちょっと気が利いてて良かった♪

冒頭と終わりに「ディズニー創立100周年ロゴ」🏰🎆㊗️🎊


最後に一言

ゴースト達!

解放されたのに屋敷から出ないんか~い🏚️👻
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