ファミリー向けに徹するがあまりホラー成分をほぼ削ぎ落とすのは予想通りだったのだけど…。細かくカットを割ることで、削ぎ落とすだけに留まらず、アンチホラーと言っても過言ではないほどに、恐怖を目的とするはずのホラー演出の中でその対極に向けて突き進む感覚が逆に面白かった。
オンボロ屋敷を買ったら999体の幽霊がセットで憑いてきた…😱いくら格安だからってあんなとこ絶対買いたくないんだけど、どんな心境なんだろ…😅住んでみたら幽霊だらけで家から逃げてもどこまでもストーカーの如く幽霊さんがついてくるので、こりゃ逃げられんわと悟った住人親子が「プロ」に解決を依頼する。
霊視カメラの開発者の主人公、ポンコツそうな神父に胡散臭い霊媒師、そして歴史学者。プロにも幅があるよねーと感じさせる頼りないメンツが一緒に屋敷の謎を解き明かすよといった感じのお話。霊視カメラとか絶対インチキじゃん！と思ってたらマジで映ってて笑ったし、霊媒が本物だったのも笑った😂
幽霊屋敷の謎を解明するという『呪いの家』『たたり』『ヘルハウス』に代表されるクラシカルな展開をファミリー向けに改造し、リアクションやエフェクトも含めた派手さでホラーからグイーッと遠ざかる。『ゴーストバスターズ』等々と近似な定石も見られつつルックもその系列でありながらも、ドキュメンタリーチックなカメラでの茶化し等々、ホラーからの外し方が部分的に独特な気がする。
『ファイブナイツアットフレディーズ』と言い、ファミリー向けホラーが今年は好調だし、そういう流れがきてるのかな。ガチホラーも頑張ってほしい！
