ゆかちん

ホーンテッドマンションのゆかちんのレビュー・感想・評価

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)
3.1
ディズニーランドにあるのは知ってたけど、本来のお話は知らなかったので観てみることに!

ディズニーらしく、ホラーというよりファンタジーで、とても前向きになれる話だった!
役者さんたちの選び方もナイス!



宇宙物理学者の青年ベン(ラキース・スタンフィールド)はバーで知り合った女性アリッサと知り合い交際を始める。それから数年後、ベンは居なくなった彼女の幽霊ツアーガイドを生業とし、落魄れた日々を送っていた。
一方、医師でシングルマザーのギャビー(ロザリオ・ドーソン)は、ニューオーリンズの奥地に建つ不気味な洋館を破格の条件で手に入れ、9歳の息子のトラヴィスとともに引っ越してくる。しかし、2人はその館で想像を絶する怪奇現象に何度も遭遇する。
ギャビーは、館の謎を解き明かそうと悪魔祓いのための親父ケント(オーウェン・ウィルソン)をはじめ、エキスパートたちに助けを求めるが……。



予告編とかでギャビーが主役なのかと思ってたら、ベンが主役なのね!

亡くなった人への想いや悲しみ。
それを愛とともに抱えて、
乗り越えて生きること。

そういうことが込められていた。

辛いけどね。
辛いんだけど、ディズニーらしくファンタジックに仕上げていたので重くならなかった。



館に集められるメンバーのクセ強さが面白かった!笑。
役者さんも完璧w


まず、悪魔祓いとして雇われた神父ケント役にオーウェン・ウィルソン。
神父姿もかっこいい!
でも、胡散臭い!
でもでも、悪人ではなさそう!
…という絶妙さ笑。
結果、偽神父で詐欺師w
ただ、その口達者なところを活かして幽霊達を味方につけるところめちゃ良かった!笑。

そして、主人公のベン。
物理学者で幽霊が映るカメラを作れたりする。愛する人を亡くして絶望感溢れて、生きてるのに死んでいるよう。
彼を演じるのは、ラキース・スタンフィールド。めちゃハンサムだなぁ〜!!
あと、スタイルが良くて服もカッコよかった。
ゲットアウトとかでちょこっと観た気がする。

霊媒師ハリエットにティファニー・ハディッシュ。
この女優さん、テンポ良くていい!
前、ローズ・バーンとコメディ映画出てた気がする。
能力はあるけど、自信がない。
ポンポン喋って強そうやけど、ふと負い目とか、弱い部分もあるというのが出て人間くさくて良かった。

幽霊屋敷オタクの大学教授ブルース役にダニー・デヴィート。
クセ強凄すぎw
心臓悪いから心配やのに、オタクは強いw
いい味出してたな〜。

ギャビーの息子、トラヴィス。
びっくりするのとか、演技うまかった!


あと、水晶玉に閉じ込められた霊媒師マダム・レオタ役にジェイミー・リー・カーティス。
ジェイミー・リー・カーティス、この人に任せとけば間違いない感がすごいw
存在感強すぎ!


そして、本作の大ヴィランのハットボックスゴースト、アリステアにジャレッド・レト。
…ジャレッド・レトさ全然なくてびっくりw
骨から再現した人間の絵も、そんなにジャレッド・レトじゃなかったしw
いや、あの動きとかは凄いな〜て思ってたけど。
なんか最近、「美しすぎる男性」から、「奇抜な妖精か何か」になってる気がする笑。
そういえば、ジャレッド・レト、バンドでツアーするみたいですね。



幽霊屋敷の中のあれこれとか、アトラクションみがあって面白かった。
あと、屋敷の謎が順番に解き明かされていくところ、最後は幽霊たちも味方につけて、力を合わせてなんとかアリステアを沈めるところまでいく、それぞれの役割のバランスとか、よく出来てて楽しかった。

最後、ベンの、
「あんたの言うとおり、アリッサの代わりになる人なんていない、でも、俺の命は救ってくれる。」
と言う言葉に、この話が詰まってるね。

そして、ギャビーがシングルマザーというのは、離婚というのではなく死別。
だからトラヴィスにも心の穴は出来ていて。
彼も危うかったけど、ベンに救われた。

失うことは悲しいし辛い。
そこを埋めるなんてなかなか出来ない。

でも、そこに沈んでいることは、先に旅立った人も望まない。
そこから救い出してくれる誰かに出逢い、生きていくことが大事。

そんなことを感じました。
難しいけどな〜。。。


あと、アリステアがいなくなった後、幽霊たちが良い幽霊?になって、皆で楽しく暮らしてるのは、なんか微笑ましくて良かった。

てか、あんな家に住んでたら、死ぬこと自体は怖くなくなりそうやね笑。
ゆかちん

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