アルピニストのAのネタバレレビュー・内容・結末

マーク・アンドレ・ルクレール
命綱無し、グローブ無し。体の厚みほどの氷柱や脆い岩肌にアックスを引っかける。アイゼンの爪の先を目に見えないような凹凸に引っかける。時にはアックス掴むだけで脚ぶらぶらさせてるし、そもそも滝が凍る場所で手悴まないのかよ。ヒヤヒヤした。
『フリーソロ』の鑑賞時、アレックス・オノルドのような挑戦をする人は未来永劫現れないだろうと思ったが、彼が言ったように不思議と次が出てくるもんなんだな。クレイジーな人にクレイジーって言われてるの面白い。
本人の希望で、映画的に一番大事なところが、登攀の進捗を山肌の光点で表すのみだったのは残念だけど、その点『フリーソロ』が異常だったんだな。
先に見た『神々の山嶺』を地で行くドキュメンタリーだった。