このレビューはネタバレを含みます
登山道があって初心者も登れる山にしか行ったことがない自分には、主人公であるマーク・アンドレ・ルクレールの登山は衝撃の連続。斜面というより直角にしか見えない壁をロープ無しで登頂していく。
ADHDのマークにとって、自分のやり方で壁に向かうことがどれほど大切だったかがわかる気がしたし、マークが輝ける生き方を尊重したお母さんは凄いと思う。
そして、マークの情熱を理解し、共に壁に登ることができる彼女の存在が素敵!
25年はあまりにも短いけど、マークの人生は彩りに満ちていたと感じられる素晴らしいドキュメンタリー映画。
宮﨑駿監督の最新作を鑑賞したばかりということもあり、ポジティブに生きることについて考えさせられた。
スコアを満点にしなかったのは、どうしても生きていて欲しかったと思ってしまうから。それでもこの映画によって、マーク・アンドレ・ルクレールの人生を知ることができて良かった。