あるガタがきている
アパートメントの数階のみで
繰り広げられる人間どもという寓話。
ガタがきているアパートメント自体が
今の社会ということだろう。
その社会の中でみな様々な
問題、不安を抱えている。
そしてそこに明確な答えはなく
真っ暗闇のアパートに残されるのは
私たち観客のみである。
人間の罪と罰まで話を広げるあたり
少し食傷気味となるも
休みの年末年始にこそ
人間について死について
考えるべきかもしれない。
ただ音で驚かすみたいな演出が多く、
途中でもういいよとなってくるし
一部主張の強い演出のダサさが気になる。
