思わせぶりで不穏な雰囲気大好きマンなので、とても良かった。
舞台となるアパートの部屋が、古びているだけでなく奇妙に汚い。
嫌な感じの汚れ方なのに、そこに越してきたカップルと、妙に明るく仲の良い家族。その違和感からスタートする物語。
会話が進むうちに、言葉の端々から各々の性格やキャラクター、関係性や普段どう思っているのかが垣間見えてきて、どんどん怖くなっていく。
ああ、家族ってこういう複雑さや変態さや闇を抱えているものだ。
それを上手に描いていたと思う。
最後までちゃんと観てみてね。
スタッフロールの朗読が良いので。
そして個人的に大大大好きなスティーブン・ユァン。
こんなパートナーが欲しい。
彼にも少し闇が垣間見えるけども、そんなこたあどうでもいい。とにかく良い。
