ツネイシ

アウシュヴィッツの生還者のツネイシのレビュー・感想・評価

アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)
4.0

『 帽子はどこ? 』


絶滅収容所から生還したボクサー
ハリー(ヘルツコ)ハフトの物語を
名脇役ベン・フォスターが演じた
ナチもの。

似たような設定の話は結構あり
スルーしてましたが😅

ベンが主演とゆう事で鑑賞。

いや、素晴らしかったよ、ベン。

収容所でゾンビの様に痩せ細り
同胞の屍を積み上げて生き残る
ヘルツコを演じる為に激減量
(28kg)したらしいけど最初の
登場場面がボクサー引退後で
普段は割と細面のベンが凄く
ふっくらしてて驚いた😅

自分の利の為にヘルツコを飼う
シュナイダーがじつにシニカル
で嫌な感じに懐いててねー。

彼との訣別は当然の帰結かと。

収容所時代よりもそれ以降の
ハリーの生涯のほうが詳細に
描かれててマルシアノ陣営の
トレーナーがコッソリハリー
を指導するとかボクシング物
としても盛り上げてました。

試合シーンも、まぁ史実通り
ワンサイドなんだけど😅

ブッ倒されるシーンも見事。

収容所で受けたトラウマに
蝕まれるハリーの苦しみに
はこっちも苦しくなる。

初夜の覗き窓のエピソード😅

収容所の回想もダチのジャン戦
の絶望感ったらない😭


ラストの再会も出来過ぎ感も
ありつつグッときました。

収容所ジョークのオチもバッチリ
決まってました❗️
ツネイシ

ツネイシ