このレビューはネタバレを含みます
みんなでナオくん(藤原季節)の言動に悪態をつきながら観たら面白いのではないでしょうか。
最後の喧嘩(というか一方的なハラスメント)シーンは藤原季節の一挙手一投足すべてが神がかったクズさで圧巻でした。
ただ、自分も同じようなことを同じようなスタンスで言ってしまうことがあるから辛い。辛いけど、辛いからこそ心に残った。
こういうことって世の中にいっぱいあるんでしょうね。自分ではハラスメントと思わないで相手を追い詰めて、破局。
で、加害者の男性は一方的に女性のせいにして(または、「俺も悪かったけど…」みたいな言い回しで)居酒屋やらネットやらで話のネタにする。ナオくんに同情できる点など無いが、「ユミも悪い」っていう意見は、ちょっと自分には理解できない。
少なくともこの映画の伝えたいことは「どっちもどっち」ではないだろ。
朝食を作るラストシーンは、「スワロウ」のような力強さを感じました。
